「契約店長」過労死認定

 今朝の朝日新聞の記事に「『契約店長』過労死認定  すかいらーく残業『月200時間』」の記事を見つけました。
 私たちが健康を語る時、労働の現場のさまざまな労働条件を抜きにして語ること出来ないですよね。記事の店長は月に200時間に及ぶ時間外労働を余儀なくされていたということです。これでは、死なない方がおかしいという状況です。
 契約社員を店長にするということにも疑問が湧きますが、この店長の上司は、これだけ働いているということを掴んでいなかったのか・・・疑問です。労働基準法などなんとも思っていない会社幹部が多いのでしょうか。タイムカードは40時間分しか打たれていなかったということです。
 32歳という若さでいのちを奪われること、家族の無念さが伝わってきます。NOと言えない厳しい立場を作り上げられているのでしょうね。この事例以前にも過労死した正社員の店長が「すかいらーく」には存在していたということです。ご家族が労災を申請されたことは、今後の過労死を防ぐということに繋がる大切な行動だったと思います。今後、こうした犠牲者が出ないように監督官庁も努力をすべきでしょう。
 社会や企業は人を幸せにするために存在すべきものです。しかし、このように人が殺されている現実を見ると、現在の社会や企業は人の生血を吸って太りあがっているのではないかという気がしてくるのです。そんな社会の中で、若者たちが、パートやアルバイトで生活している現実は、この国の未来は決して明るいものではないということでしょう。
 NOというべき時にはNOといえる社会を作り上げないといけないですね。そのためには、みんなでNOを言うことが大切です!

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