「漁船が消えた海」
昨日のことですが、時々魚を売りに見える志賀島の弘の漁師の奥さんと話しをしました。(以前はほぼ毎日のようにみえたのですが、魚が減って来られる日数も減ってきた)
ちょっと大きな船で沖まで行って漁をすると燃料代が2万円かかるそうです。でも2万円分の魚が取れるかといえばそうではない。「これでは、お金を捨てに沖に行くのと一緒やが!」ということです。
新聞によれば漁船用のA重油は、この5年間で3倍に上がっているということです。さまざまな業種がこうした原油の高騰に苦しめられているんですね。
西日本新聞に、さまざまな方にインタビューした内容が掲載されています。漁民のストライキに対する意見もさまざまですね。
私は思うんですが、生活できない現状は国民に訴え、政府には「対策を立てよ」と要求すべきだと思うんです。黙っていて気を利かして動いてくれるような政府ではないのですから!
こう言うと、「困っているのは漁師だけじゃないぞ!」という声が聞こえてきそうです。新聞にもそんな声が出ています。「そうなんです!自営業者もたいへんです!中小の運送業も大変です!とにかく国民全体が大変です!」ということです。だから、みんなで困っていることを困っていると言う事が大事だと思うんですよ。
政治が混乱するとか、要求ばっかりせずにすることをせよという声もあるでしょうが、私達は一生懸命働いているでしょ、働かねば食っていけないのですからね!
今は、働いても食っていけなくなっているので、私は、そのことを政治家先生に伝えていかなければと思うのです。聞く耳を持たない政治家先生はそのうち政治家で居れなくなることを望みます。国民のさまざまな生活の現状、さまざまな考えを反映させるのが民主主義だと考えるのは間違いではないと思うのですが・・・どうでしょう?