あまりにも主権者を蔑ろにしています(加筆しました)

 昨日は休みだったので、いろいろな事務処理などをしながら国会中継を聞いてました。
 野党の必死の抵抗にも関わらず強引に戦争法案を委員会で採決してしまいました。今日も、本会議で不信任決議などで野党は引き伸ばしを図っています。
 問題は世論調査でも明らかになっているように、安保関連法案の今国会の成立をのぞまない国民が6割、説明が足りないという国民が8割とかなり存在するということです。この、国民の声をどうするのか・・・・。
 安倍総理や中谷防衛大臣の国会での答弁は二転三転し、多くの国民には理解しがたい状況です。それならば・・・廃案にして再度熟考し法案提出とすべきなのでは・・・と思うんです。
 国民は頭が悪いから反対しているとでも思っているの?
 「成立すれば理解する」というような発言していますよね。本当は「忘れるんじゃないの・・・」とか思っているんでしょう。でも、弁護士、元裁判官、大学教授などの法律の専門家の多くが違憲の声をあげています。違憲の法律を通すということは許されないということが分からないのでしょうか。
 まさに、主権者を蔑ろにしているという状況です。違憲という学者の方々の中には憲法を改正論者もおられます。でも、民主主義を理解しない安倍政権のやり方が許せないということです。私は、さまざまな意見があって当然だと思いますし、その意見を国会の場で十分論議すべきだという立場です。これには圧倒的国民が賛成のはずです
 日本の国会で自民党は、中国の軍備拡張が危険で日本の安全を守るために同盟国との集団的安全保障が必要だと言ってます。でも、中国の習主席はアメリカに国賓として招かれ、南沙諸島の問題なども話し合うとか・・・日本がちゃんとした主張をしないでいると利用されるだけではないのか?
 中国は、日本の戦争法の可決について日本がその気なら我が国は軍備を増強し対抗していくと声明したということです。『ニュース23』で寺島実郎さんが、軍拡競争が始まっていると発言されました。こうならないために、外交が必要なのではないでしょうか。田中角栄氏の訪中でうまくいっていた日中の間がなぜこうなったのか・・・ここを考えずに中国は危険だということだけを言い続けることはおかしいですよね。
  何で平和な日本をとの願いが踏みにじられるのか・・・日本もアメリカを利用して集団的自益権を確立し、参戦できる体制を作りたい勢力があるのではないかと恐ろしくなります。
 武器輸出の制限が外され、武器がひとつの商材と化しています。武器は税金で買い付けられますので確実に儲かるのでは・・・時々戦争をして消費していく。国民には「国防のために必要です」と説明する。この代金は国民がせっせと働き税金として収めてくれる。重税国家・社会福祉の破壊が進むのではないか!
 原発もそうですよね。
 元総理大臣で安倍総理の大先輩というべき小泉氏は、原発の危険性を訴えておられます。「首相が決断すれば・・・」と訴えられますが聞く耳持たぬ安倍総理。安部総理は、原発のトップセールスをやって外国に原発を輸出することを先頭に立ってやっているんです。セールスマンが「我が社でも、社内に安全性に大きな疑問がありまして・・・」では売れるはずがないということか。「安全性が、多くの反対や疑問を乗り越え証明され再稼働しています。」と、売り込まなければならないということではないのか!!!
 
 とにかく色々バレないうちにと急いだ安倍さん、焦って下品なやじを飛ばして・・・もうこんな総理大臣には任せられないという気持ちでいっぱいです。テレビで山崎拓さんや河野一郎さんたち自民党の大先輩たちが怒っておられた・・・しかし、このような正統な保守政治家の声が反映しない自民党はどうなってしまったのか???
 もう一度、日本の政治構造を考えて行かなければ、利益をあげる大企業と支える政治屋集団に国民の安全と生活がめちゃくちゃにされてしまう・・・・。
 
 もっと、もっと背景を国会で明らかにして・・・・といっても、安保法案は可決されてしまいました。
 多くの日本国民が納得のゆく説明と慎重な審議を求めたが、無視された・・・しかし、ここから本当に憲法を活かした国会を、民主主義的な国会を求める声が広がるでしょう。安倍さん、国民が主権者であるということを忘れないで頂きたい!!!!!
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です