おかあさんの木


 映画も上映されている『おかあさんの木』を読みました。
 先日、これも映画でも観た『少年H』も読みました。
 『おかあさんの木』に収められている「火のなかの声」や「広島のきず」や『少年H』の中に出てくる空襲のシーンが強烈でした。逃げ惑う子供たちの情景は、平和な中で生きてきた私には想像を絶するものです。
 福岡は70年前の6月19日23時11分から約時間の空襲を受け市内の家屋の3分の1が消失し、1000人以上が死亡・行方不明となったそうです。2月に他界した母は、大岳から市の中心部が燃え盛るが見えたということです。祖母が「多くの人が死によろう・・」と悲しげに見ていたそうです。
 こんな悲惨な戦争は、二度と起こすまいというのが、祖父や祖母、両親、教師たちと多くの国民の気持ちだった。そんな気持ちで書かれた本ですね。
 そんな、私たち庶民の気持ちが無視され始めたようです。日本の平和を守るというのはさまざまな考えがあるでしょう。国民の声も聞いて国会でじっくりと話し合っていただきたい。朝日新聞の5月の世論調査で、安全保障法制関連法案の今国会での成立する必要性について聞いたところ、60%の方が「必要ない」と答えたそうです。
 でも、安倍首相はアメリカでこの国会で成立させると公言してますね。この人日本国民の代表ではなく、アメリカの政治家のご機嫌取りなのでしょうか・・・。
 武器の輸出は解禁し、外国には原発を輸出する・・・平和憲法を持つ国、戦争をしない国では、そんなことができないですものね。日本の為と言いながら、多くの国民のことが抜け落ちています。保守系の閣僚経験者や憲法学者も声をあげています。多くの国民も疑問を持っています。
 子供や孫たち、未来の子供たちのことを考えて平和を守っていきたいと思います。安全保障法制????はっきり言って戦争法案ですよね!!!!
 
 
 

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