がばいばあちゃん

 『佐賀のがばいばあちゃん』『がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい』島田洋七著を読んでみました。何故か懐かしさで心がいっぱいになり、あの当時の人はみんな好かったと思いました。本当は、人間みんな好い人だけど、いい人ではいきにくいのかな?とも思うことがあります。
 私が幼いころは、みんな貧しかったんです。地域のみんなや家族が協力し合わなければ生きられなかったんですね。そんな時代の洋七さんのお話。
 がばいばあちゃんは、学校の掃除婦をやりながら、こどもを育て孫の洋七さんを育て上げた。本当に逞しい人だったんですね。夕食もない日があったと言う暮らし。がばいばあちゃんは、顔で笑って心で泣いていたかもしれません。そんなばあちゃんの人生哲学が学べる本でした。笑いながら、泣きながら学ばせていただきました。
 厳しい生活の中で考えたこと学んだことこそ、人生の宝物のような気がします。机上で考えた人生哲学ではここまで人をひきつけないような気がします。(外国まで翻訳書がでまわっているとか・・・。)
 皆さん読まれたかも知れませんが、読まれてない方は是非読んでください。昭和20年代前半の生まれの方は、当時の人間のよさを思い出されることと思います。無駄な競争をやめ協力仕合ながら生きてみたいですね。

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