とても面白い『炭水化物が人類を滅ぼす』

　糖尿病と診断されて、医師から野菜を食事の始めに食べること、糖質の摂取を減らすことを教えてもらったら血糖値は正常に。この本の著者・夏井睦氏（医師）も同じ体験から糖質制限についての研究を始めたそうです。
　人類の生理現象から農耕の歴史、食文化と広範囲に及ぶ内容に驚きながら楽しく読みました。糖質制限食について自信を深めました。
　糖質制限食についてのさまざまなご意見があることは存じていますが、やれば痩せて血糖値は勿論さまざまな検査値がよくなったことは、私にとっての事実です。
　特に面白いと思ったのが、糖質の摂取がほとんど無い肉食獣や草食獣も人類も同じ位の血糖値だということです。人の身体には、脳の栄養であるブドウ糖をタンパク質から作り出す糖新生という働きがあるということです。まだ、人の身体のメカニズムも正確にわかってない部分も多い。著者もこの本の内容が絶対正しいとか言わずに仮説だと仰ってます（謙虚ですね～）。
　今後の更なる研究を期待し、この本をお薦めします！！
　爽快館の来院者の中でも結構読まれていて話題になってます。
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