やはり回旋動作がおかしい

　以前も書いたのですが、体の基本的な動きを間違って腰痛などを発症されておられる方がかなり多いですね。
　たとえば、体の回旋。立っているときは回る方の足（右側へ振り向くときは右足）に体重をかけて回ってみてください。体重を真ん中にかけたラジオ体操的な回旋運動よりうんと楽に回れるでしょ。これが自然の動きなんですよ。座って回るときには、右回りで右のお尻に体重をかけます。
　でも、幼いときから体の中心線を軸にして回旋する癖を付けられているので回りにくい動きになってしまうのです。回りにくいのを無理に回すから痛みが強くなります。（ラジオ体操の問題点ですね。体中線を中心に捻る。あまり回らないから勢いを付けて体を振り回す。）
　側屈にも体重の移動の原則があります。右に曲げるときは左足に体重をかけます。すると側屈がしやすくなります。
　こうした動きが自然にできるのなら腰痛は自然消滅ですよ！
　実際に、操体法交流会に参加される久留米の男性の方は、操体法の基本運動で正しい体重移動を身に付けられて腰痛の再発がありません。身についたら体の自然の動きですから楽に動けますよ。