イチロー選手はソファーに座らない？

　ある本を読んでいたらイチロー選手はソファーには座らないということが書いてありました。本人に確認したわけでないから本当かどうかは分からないのですが、この本によるとイチローは腰痛予防のために座らないということです。　
　それが本当なら「さすがイチロー」と拍手です。ソファーは本当に腰痛を引き起こす原因になりますし、施術をしてもなかなか腰痛が取れない方は施術後に家でソファーに座っているという方が多いんです。爽快館では腰痛の方は極力ソファーに座らないよう指導させていただいています。
　なんでソファーが悪いのかということですが、ソファーに座ったときの膝関節と股関節の高さを見てください。膝が股関節より高い位置に来るでしょ。この状態は背中が丸まって腰椎５番に大きな負担がくるんです。これは人間の身体の構造上仕方がないことです。だから、ソファーには座らないことが大切なんです。体育すわりも膝が股関節より高くなりますよね。これも腰痛の原因になるといわれてますよね。アグラも然りでしょ。
　正座したときの股関節と膝の位置関係は、膝が股関節より低い位置にあります。この状態は背筋がピシャッと伸びますね。座禅のときにお坊さんは、腰の下に座布団みたいなものを入れられます。だから、背骨がピシッと伸びるんです。
　アグラや体育座りで、背骨をまっすぐに伸ばすということは難しいんです。股関節より膝が低くなるように座れば自然に背骨がのびるということを忘れないようにお願いします。