ジョギングにはちゃんとしたシューズを

 先日、コンビニで『白澤教授の医学の新常識「これはやるな」』という本が面白そうだったので買ってみました。
 この本なかなか面白く、これまでの常識が如何に間違っているかを様々書き綴っています。この中で、気になる文章がありました。それは「ジョギングシューズをはいてはいけない」という文章です。
 常識的に考えて、ジョギングシューズは履くべきで、それも上等なものが安心です。でも、これが間違いだと著者はおっしゃるのです・・・びっくり
 理由は1964年の東京オリンピックのマラソンで、アベベ選手が裸足で優勝したということから説明が始まります。人間の足の構造上足裏のアーチが衝撃を和らげるようにできているということです。そして、メキシコに住むタラウマラ族もベラベラのサンダルで気の遠くなるような距離を走るそうです。そんな距離を走っても膝の故障はほとんどないそうです。それどころか、裸足の生活の健康効果で生活習慣病さえも予防されているそうです。裸足での足裏から入力される脳への刺激を活かして人間本来の能力の復活を目指せということですショック
 私は、そんなに裸足で走るのが健康に良いと思われるのなら、この本の著者のお医者さんに是非、東京の街を裸足かベラベラのサンダルで走っていただきたいと思っています。どうなるか・・・アスファルトによる衝撃で膝がボロボロになってしまうでしょうね。私も昔ジョギングをしていた時に膝への負担を体験したんです。やっぱり良いシューズの方が足や膝に負担をかけないんです。
 裸足の生活は確かに健康に良いですよね。私たちが子供の頃は土の上を裸足で走り回っていました。運動会も裸足でした。膝は悪くはならなかった・・・これは、土の上の話です。コンクリートやアスファルトの上を走る時の衝撃は土の上とは比較にならないくらいに強いんです。
 アベベやタラウマラ族は高地を裸足で走り回って鍛えていたのかもしれませんが、それは土の上を走り続けていたということです。土踏まずの形成を促進することが健康に役立つということとジョギングシューズを履いてはいけないということは結びつきません。
 ジョギングシューズを履かないことが「医学常識」なんて言われたら大変なことになります。本全体を見れば良いことも書いてあるのですが、この部分はいただけませんね。
 まずは、自分で試されてから人に勧めて欲しいと思います。別の文でジョギングは体に悪いというものもありますから、日常生活は裸足でということにすれば、まあ、許せるのですが・・・。
   この先生がテレビに出られる時に健康のために裸足かベラベラのサンダルで出演されることを期待しています(大笑)。
整体の爽快館のホームページは https://www.sookai-kan.com/

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