ストレッチを何でやるの?
「ストレッチはやってるんですが、他にどんなことに気をつければいいんですか?」と施術が終わって、お尋ねがありました。
「まず、ストレッチはやめること!」
「エー、何でですか・・・」
「じゃあ、何でストレッチばしようとですか?」
「それは、筋肉を引き伸ばして関節の可動域を広げておくことが大事でしょうもん。」
「じゃあ、ストレッチして可動範囲が広くなったか試してご覧。」
「次に、腕を引き寄せるのを押してご覧。どうです、ストレッチと反対の動きの方が稼動域が広がりませんか!」
「本当ですね。これまで、間違えてしよったということですか。」
「そういうことですね。」
「痛い筋肉を引っ張りまわすから、痛みが取れんようになるんですよ!」
何で、ストレッチをするか。ストレッチをした結果、身体が柔らかくなったり、痛みがすぐ取れたり、痩せたりしますか?
しないですよね。でも「ひとり操体」をやってみてください。その場で身体がやわらかくなるし、痛みが取れるしです。身体も動きやすくなるのを実感できます。運動の前には、ストレッチでなく操体法をやるべきです。
これまで、今日のような会話を何度もしてきました。操体法を生かした準備運動をやられる方は、身体の調子がいいとおっしゃいますよ。