ストレッチを何故
最近、操体法を学びに来られた体操などを病院で指導しておられる方や、子供にスポーツの指導をされておられる方に、何故ストレッチをやっているかを尋ねてみました。
これが、はっきりした理由はないんですね。
体を解そうということでとか、柔軟性を上げるためにとか応えられますが、それで柔軟性が良くなりますか?体が解れ柔らかくなりますかと問えば、「いいえそれほどは・・・。」ということしか返って来ません。
操体法の基本運動(般若身経)を、やってみると体が柔らかくなることに驚かれますし、筋肉を引き伸ばすのではなく縮めることを意識して動かすと可動範囲が拡がるということを体験してもらえば納得されます。
筋肉を縮める動きをすると、体中の筋肉の連動した動きも感じますね。ストレッチと全く違った快さを感じます。筋肉が伸ばされ痛気持ちがいいという感覚と全く違った快感覚です。
これをやってみられれば、みなさんストレッチが必要なのか、安全なのか、何のためにやってきたのか疑問を持たれるようです。
もう一度、何故ストレッチをやっているのか。どんな効果を求め、どんな効果があるのか体で試し考え直すことが大切と思います。