ハチドリのひとしずく
前から読んでみたいと思っていた「ハチドリのひとしずくーいま、私にできることー」監修・辻信一(光文社刊)を本屋で見つけ買ってきました。
このお話、テレビなどでも取り上げられていますので、皆さんご存知でしょ。本当に短いお話です。
「森が燃えていました。
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の ハチドリだけは いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上におとしていきます
動物たちがそれを見て『そんなことして いったい何になるんだ』
といって笑います
クリキンディは こう答えました
『私は、私にできることをしているだけ』」
本当に短いお話です。南アメリカのの先住民に伝わるお話です。
「短いけど考えること多し!」ですね。
いま、地球は燃えようとしているのでは・・・。
温暖化・オゾンホール・・孫の亜季や凌矢たちの生きる地球は大丈夫か?
世界中で、戦争で逃げ惑う子ども達や、飢餓で亡くなる子ども達・・。
平和を誓った日本は平和を発信し続けられるか・・。
でも、この本の後半には様々な「ハチドリたち」の声が「私は、私にできることをしている。」と気負わず明るくのびのびと響いています!!
最後に温暖化する地球を冷やす生活のヒントが。
ハチドリは一羽・・・ではありません。皆が一羽のハチドリと思っているだけかも知れません。世界中にハチドリだらけ、それも、火を消そうと呼びかけ飛び回るハチドリたちが!!
「物語の続きを描くのはあなたです。」と本文で訴えています。
これに応えて描かれてい枝広淳子さんは、こんな続きを描かれてます。
「森が燃えているのを見たハチドリは仲間を増やそうと思いました。
『それぞれが1羽ずつ仲間を増やすように伝えて!』
2回伝わると4羽が、3回伝わると8羽が、
10回伝わると1024羽が、20回伝わると100万羽以上が、そして 40回伝わると1兆羽以上のハチドリがやってきて、あっという間に火事 を消してしまいましたとさ。」
私も火を消すハチドリになって、「子や孫達に豊かな地球を・・・・」と
「私にできること」をやっていきたいです。