下駄を履いて

 3日前に偶然、倉庫の奥で若いとき着物を着てはいていた下駄を見つけ出しました。それを履いて30分ほど歩いてみました。以前は何も考えずに履いていましたが、長い間下駄を履く機会が無かったので歩きがぎこちない。少しずつ慣れれば歩き方に変化を感じます。後ろにけりながら歩くと構造上歩きにくい、滑り出すように前に出し、このときに膝を抜くと歩きやすい。どんどん下半身の力が抜けていきます。歩き終わった後に普通にたって気がついたんですが、背筋がスーッと伸びて立ちやすいんです。これは、健康効果大だと思いました。
 ということで、今日2回目の下駄歩きを30分ほどやりました。下駄の音が軽やかになってきた。と一人で思い込み喜んでいます。手の振りを小さくしていくと、右の足を出したとき右腕を少し振るという動きナンバが楽に出来ます。着物で、下駄を履いて歩く文化から出てきた身体操法がナンバだということが分かります。この身体文化の中から柔術などの武術がが生まれでたのでしょう。
 歩いた後の気持ちのよさに、ウォーキングシューズを履いた時との違いを感じています。柔術などの身体操法を理解するには、柔術が生まれ発展したときの履物着物などを着けることで様々なヒントを得られる気がします。
 誰かの本に、ナンバを身につけたいなら着物を半年も着ればいいということを読んだことがあります。
 しばらく週2回くらい下駄歩きしてみます。変化が出てくれば、またお知らせしますね。

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