光化学スモッグと黄砂
西日本新聞(5月26日夕刊)によれば、黄砂と光化学スモッグの複合汚染でアレルギー性結膜炎や鼻炎、のどの痛みなどを訴えて医療機関を受信する人が急増しているということです。また、明日運動会が開かれる多くの賞中学校には、光化学スモッグの注意報が出たら競技中止も考えられているようです。
大きく経済発展する中国の自然破壊、重工業の成長を重視し二酸化炭素をはじめとする工場排煙の公害対策の遅れが日本をはじめとする周辺国に大きな影響を与えています。
かつて日本も、東京の空は黒く、北九州では強烈な賛成の雨が降る、四日市喘息、水俣病、イタイイタイ病などの奇病を生み出した時代がありました。それが国民の世論により、少しづつ改善されてきました。
北九州では、数名の主婦グループからの自治体へ向けた行動から運動が始まったといいます。北九州は、この主婦達の運動から自治体で取り組みが進みきれいな川や大気を実現して言ったようです。
お隣の国の問題ではすまない大きな国土を持つ中国です。公害が様々な形で日本に押し寄せています。この実情を中国に知らせ、また日本の持つ技術ノウハウを伝えて一緒に対策をつくることはできないものかと思います。
多くの企業が中国に進出し、その安い労働力の恩恵に与っているんですから(これ皮肉ですよ!)協力できないことは無いんではないかと思います。早急に何らかの手を打たなければ、黄河水域の砂漠化は進み、更に黄砂の飛来がひどくなるし、有毒ガスによる光化学スモッグや酸性雨の問題が深刻になってしまいます。
敵対せずに主張することは主張し、協力することは協力して具体的な対策を立てていかなければなら無いですよね。