内臓疾患の関連痛としての腰痛

 昨日の『9割の腰痛は自分で治せる』について書き忘れていました。
 本文中のP61に、
 「内臓疾患の関連痛として腰痛が起きているのでは、という説についてです。これについては、『まず考えるべきではない』と報告されています。むしろ、筋肉の緊張状態から、内臓疾患が起こることのほうが多いです。
 筋肉の緊張と病気の関係についての研究は、現在行っているところです。」とあります。
 爽快館を訪れられる方の中に、操体法の動診を行ってみてどの方向へ動かしても痛みが消えない方がおられます。筋肉が問題なら筋肉が縮む方向に動かせば痛みが軽くなるはずです。そうはならない。こんな時は、爽快館では腎臓の結石の可能性があるので病院での検査を受けていただいています。これは、予想が外れたことがまだありません。また、私の懇意にしている整体師の方々の話でも、ガンでの腰痛の発症ということが有ったと聞いています。「筋肉の緊張状態から、内臓疾患が起こることのほうが多いです。」というのは確かですが、「まず考えるべきではない」というのは危険すぎます。また、そんなことを誰が「報告された」のか明らかにされたほうが良いでしょうね。
 せっかく、腰痛の原因は筋肉にあると気付かれ出版されたのだから、そうである場合とそうでない場合とをきっちり説明されたらもっと良かったという気がします。
整体の爽快館のホームページ https://www.sookai-kan.com/
 
 

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