冤罪の後始末は?

 昨日の夜、サキヨミLIVEという番組を見ていて驚いたことがありました。
 それは、冤罪で刑の執行中に無罪を勝ち取った方々についての報道です。自由の身にはなったものの、長年の刑務所生活で年金はかけてない。だから、無年金で老後にまともな生活ができないということです。
 いわゆる免田事件で死刑判決を受け、再審で無罪を勝ち取り40年に渡る刑務所生活が終った免田栄さんも84歳で年金がない。
 これっておかしいですよね。自分に非があるわけでなく警察・検察・裁判所に問題があったんですよ。40年に渡り苦しみを与えてきたんです。当然、国が生活を見るべきです。私は、これまで免田さんが生活に困っているなんて考えたこともなかった。
 足利事件で犯人とされてきて、精神的肉体的苦痛を17年間受けてきた菅原利和さんも年金が受けられないのか?
 「わたしは犯人ではありません。」と訴えた菅原さんの警察・検察に対して「謝って済む問題ではない。絶対に許さない。」と言った言葉は怒りに満ちていました。
 警察・検察・裁判官は謝罪するのが当然です。
 わたし達も許してはならないと思います。許せばどこかで冤罪で泣く人が出てきます。無責任な警察・検察をそのままに出来ませんね。
 警察関係者が「一生懸命にやってきたんです。やってきたことがこうだった。」とかいうようなことを言ってました。どういう意味でしょうか。一生懸命やってたのだから許してくれなのでしょうか?
 冗談でないよ!間違ってました、ご迷惑をかけました、御免なさいが人としての当たり前の言葉だろうが(怒)
 冤罪で苦しんで、その後もさまざまな苦しみを受けている方々に警察・検察・裁判所は自分達の責任について考え、今後の生活保障をさせるように国に働きかけることが当然だと思います。

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