原発と民の声

  宝島社が出版した『世界一わかりやすい放射能の本当の話』という本があります。放射能についての解説から、影響、対策までわかリやすくかかれています。
 この本の中に「1950年から89年のおよそ40年の間にアメリカの白人女性の乳がん死亡率が2倍になっていることが好評されました。政府の見解は大気汚染や水質汚染が原因としていましたが、統計学者のJ・M・グールドは全米3053軍が保有する乳がん死者数を調査し、その中に驚くべき相関性を見つけ出しました。それは、原子炉から160km(100マイル)以内にある郡では明らかに乳がん志望者が増加し、それ以外の郡では横ばい、あるいは減少傾向でした。・・・・・・・この調査は何を意味するのでしょうか?原子力発電所は通常運転時にもわずかながら放射性物質を大気や海水(河水)に放出しています。それはいわゆる安全基準を大きく下回ります。しかし、その影響と考えられる乳がんの増加が報告されているのです。年間の被爆量が1Sv増えるごとにがん発生の確率が5%上がるとされています。内部被曝でこれだけの被曝を経験することは通常あり得ません。これらの事実から導き出される推測は『どんなに微量でであっても内部被曝すればがん化の確立が高まる』のではないか、ということです。とすれば、内部被曝には『これ以下なら健康被害がない』といえる『しきい値』は存在しないのです。」(P40~41)という記述がありました。
 160km圏内ということは玄海原発で北部九州をカバーし、川内原発で南九州をカバーという風に考えれば日本中に汚染が広がるということになります。
 このような自然環境と生物への多大な影響を持つ原発は今後なくしていければと思います。電気代が上がれば海外に工場を移すという経営者の方々もおられます。しかし、今後の私たちの健康被害を考えながら、良い対策をみんなで考えなければならないと思います。
 先々週だったか、NHKのテレビを見ていたらヨーロッパでは、原発で発電された電気は買わずに自然エネルギーでの発電の電気の供給を選べるようです。国民が選択できるんですよ。それに較べて日本は電力会社などが民意を都合が良いように誘導しようとして「やらせ」をやっているんですね。民の声は撹乱し無視するということでしょうか。
 ドイツやイタリヤで原発は要らないという民意が反映されるのは何故か。また、電気代はどうなっているのか。企業は外国へ生産拠点を移すなど言っているところがあるのか。調べてみたいですね。
 子供たちに美しい地球を残したいですね。手塚治虫さんが言っていた「ガラスの地球をまもれ」という言葉を思い出しました。
整体の爽快館のホームページ https://www.sookai-kan.com/

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