原発は安全ではない
東日本大震災で、これまで語られていた原子力発電の安全神話が吹っ飛びました。
日々深刻さを増す被害状況を見ながら、原子力発電について書きたいと思っていました。しかし、状況が刻一刻と厳しさを増していくので頭の整理がつきません・・・。
ただ言えるのは、これまで言われていた安全で安上がり、環境に優しいは全てデタラメであったということです。テレビで石破さんが、風力発電や太陽光発電などは費用がかかりすぎるとか言っているのを聞いたことがあります。しかし、どうでしょう・・・・・現在の福島県民と周辺の県の人々の生活を破壊しつくしています。
何が安上がりで安全ですか!地震でこうなることを予測した質問が国会でされていたということも聞きます。いま、政府は全力を上げて国民の安全と生活を守ることが必要です。全力で取り組んでいただきたい!
福岡市の東の端に住む私たちの間近にも玄海原発が存在します。安全性を言われ続けてきた福島第一原発の例のように、玄海原発を安全だと誰が言えるのでしょう。30キロの範囲には糸島市が入りますし50キロ圏内なら福岡市の半分が入ってしまいます。私の住む志賀島・大岳・西戸崎は糸島が見渡せる位置です。玄海原発に異常が出れば大きな被害がでることは明らかですよね。これは、福岡県や福岡市の問題として九電に原発に頼る電力供給のあり方を改める要請をすべきです。
10日の県知事・県会議員・市会議員の選挙で候補者の政策を見るときの私の基準となる問題です。被災地に支援をと言うのは誰でも言いますが、福岡を安全な街にしようという声を聞きたい!
一つの提案ですが、安全というのなら九電の幹部は全員が玄海原発の隣に住んでいただいたらどうでしょう。アメリカのスリーマイル島の原発事故のときの報道官は、原発から1キロのところで記者会見をしていたといいます。それで、国民に政府への信頼性を確保したということです。今後、安全を語るのなら身体で体当たりして示しましょうよ。誰も安全とはいえない。だからドイツなどは原子力発電の見直しを進めているんですよね。