夏は熱中症予防を
遅い梅雨明けと同時に暑い夏が訪れたようです。
こんな時は熱中症が気になりますね。熱中症は、暑さにより引き起こされる様々な症状の総称です。熱痙攣、熱疲労、熱射病などと症状によって分類されています。
原因・症状を見てみると、
熱痙攣は、多量の発汗後に水分だけ補給して、塩分やミネラルが不足した場合に四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣が発生します。これが熱痙攣です。
熱疲労というのは、多量の発汗に水分・塩分の補給が間に合わず、脱水症状を引き起こした時の状態で、体温は平熱から39℃くらいで発汗が見られます。
熱射病は生命を失くすこともあるという大変危険な状態です。視床下部の温熱中枢まで傷害され、体温調節機能が失われることによって生じます。意識障害が出て体温が40℃以上まで上昇、発汗は見られず、皮膚は乾燥します。
熱中症は、5歳以下の幼児や65歳以上の高齢者、肥満の方、脱水状態の方、発熱している方、睡眠不足の方に発症すること多いということです。普段の健康管理も大切ということですね。
前日より急に温度が上がった時、室内作業から急に外に出て作業をしたときなど注意が必要です。午前10時、午後1時から2時頃発症件数が多くなります。
熱中症は、発症してから対策を考えるより、発症させない予防を実行することが大切です。熱射病など引き起こすと命をなくすこともありますのでご用心ですね。
予防は、
・運動や作業の前に内臓の負担にならないくらい水分を取っておく。
・発汗によって奪われた水分や塩分をこまめに補給する。
・休憩をとりながら運動や作業を行う。
・体感温度を下げる為に日射を防ぐ。通風を確保する。
・帽子を被り直射日光が頭に当たれないようにする。
・首にタオルをかけることも体温上昇を防ぐ効果があるそうです。
・睡眠を充分とっておく。
など、これまでよく耳にしたことを励行することです。
水分は塩分と一緒にとることが大切です。スポーツドリンクは、塩分や糖分の補給に便利ですね。
暑い夏を元気に乗り切りましょうね。
(「熱中症のホーム・ページ」を参考にしました。検索エンジンで熱中症で検索して覗いてみてください。)