夢を語れる老人をめざす!

 最近の若者たちが起こす事件に驚きます。今朝の朝日新聞の天声人語にもキレる若者たちについて書かれています。
 何故、こんなことが起こるのか、現在の若者の就業の形態にも問題があるような気がしてならないんです。
 企業は、安い労働力でコストを下げ、企業間の競争に競り勝とうとして若者たちを安価な労働力としかみなさない。
 かつて、私が勤めた会社では、新入社員を企業の中だけでなく、たとえ転職しても社会に通用する人間として育てたいと社長が訓示されていました。何時の間にか、企業は人を育てるところでは無くなってしまったのでしょうか?
 私たちが若い頃は、先輩のような技術を身に付けることが夢であったり目標であったりしました。でも、これからの若者たち、子供たちは立派な派遣労働者になるとか、立派なパートになるということが夢になるのでしょうか?
 これは夢といえるものでもないような気がします。だって、これは努力なしで実現してしまう。若者たちには、夢を持つ事なしに不安定な雇用が押しつけられてしまう。
 このようなところで、若者らしい夢をもった成長を遂げられるはずがないような気がします。
 若者たちが、未来に向かって夢を語れるような社会を再び取り戻したいと思います。これは、できないことではないという気がするんです。
 麻生総理大臣が、総裁選の時に秋葉原で第一声の演説をしました。これは、明らかに若者に目を向けなければ政治が出来ないということでしょ。麻生総理に様々な問題を感じながら、若者に応える政治をするかといえばそうではないが、若者にウケなければならないと考えたということは事実です。
 だから、私たちが声をあげてゆかなければならないんです。あらゆるところで疑問を出して、意見を出して「こういうことがやりたい」といわなければならないんです。
 アメリカの大統領ケネディは、「国に何をしてもらいたいではなく、あなた方が国に対して何ができるか」を考えることが必要だとかいったとか聞いたことがあります。でも、私たちがこう思うということが明らかにならなければ、一方的な国民の声を反映しない国民に犠牲を押し付ける政治しか行われないですよね。私たちの声が反映され、国が何をするか明らかになれば、私たちはこういうことをしようと考えることができるんです。
 私たちが築いてきた社会が何故夢を無くす社会になったのか、もう一度考えたいですね。私は、若者たちがこれから自己主張していけるなら、未来は明るいし、若者たちは新たな夢をもとめ続けると思うんです。
 私にとって若者たちが夢を語る社会、会社、地域を作るということが目標になりそうです。歳をとっても夢を求めて生きたいです! 

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