学ぶこと深めること

 施術を行い初回で7~8割の痛みや不快感を取ることが目標だということを以前も書きました。これは、10人の方がおいでになって8人の方の痛みは取れて2人は変化がないということではありません。1人1人の痛みの8割を取るということです。10人に「痛みが取れました」といってもらえて当たり前の世界です。
 取れないことが全く無いのかといえばこの10年で数名おられました。圧迫骨折で痛みが出ている可能性があるということで、整形外科に行くことを勧めました方が数名、腎臓などの結石による腰痛の方、椎間板ヘルニアで仰臥にもなれない方、頭痛がひどく触るだけでもビンビンと頭に響くという方、などなどですが、病院での精密検査を早急に受けていただくように勧めました。(逆に病因で骨に異常が無いといわれたという方は、筋肉・筋膜に問題がありますので爽快館の施術で改善できます。)
 その多くが、病院での検査を勧められて良かったと喜んでいただいています。中にはお医者さんが「いい整体師に巡り合いましたね。」といってくれましたと感激していただいた方もいらっしゃいました。(私も感激しました!)
 痛みが取れたか取れないかということでなく、通常は取れるものが取れないということはどういう問題があるかということを考えることが必要です。
 操体法の動診で度の方向に動かしてもいたいのなら、内蔵からの痛みや骨の痛みではないかと考える。痛みの場所は内臓の反射帯だから内蔵の病気を疑う。そしてこういうことが考えられますので病院へ至急行ってくださいといえることが大切です。軽い胃の不快感くらいだと体の歪みを整えることで取れますが結石や潰瘍だと大変です。また圧迫骨折だと痛みがますことも・・・。爽快館でやりませんが、圧迫骨折の方の腰ををボキボキとやれば動けなくなってしまいます。非常に危険です。
 技術的に未熟だとかいう問題があって痛みが取れない、ということがあれば正しい判断ができかねます。ちゃんとした技術を身につけておくことが必要ですね。
 やはり、様々な考え方や判断の仕方を広く学び、更に深めていくことが大切だと思います。今年に引き続き来年も大いに学びます!!!

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