怖い間違いが流布されるアーシング
アーシングについてさまざまな情報をもとに質問が寄せられます。
その情報源をたどると、アーシング用品の販売会社のホームページになります。
アースのリード線に抵抗器を入れたりして高額にして販売してるものがあります。抵抗を入れる理由は地表からのノイズをカットするためだということです。また、抵抗器を入れることで感電事故を防ぐためということです。抵抗という部品は数十円のものですが、これを入れることにより価格がかなり高く設定されているようです。
リード線を長くすると高周波のノイズを拾うということですが、どんなノイズが入り込むのでしょうか。通常、電気信号の乱れや雑音をノイズと言いますが、これがアーシングすることで人体に入り込み影響を及ぼすことになるのでしょうか。むしろ、アースは余計な電気を逃がすもののはずだと思いますが・・・・。
感電事故を防止するために取り付けるということです。その説明にあるのは家庭用電源の接地側(コンセントの左側の穴が長い方)をアースとする図が掲載されています。電源をアースにすることはできません。この説明によればマイナス側となっていますが、家庭用電源は交流電源ですからプラスとマイナスは1秒間に60回(西日本)入れ替わっているんですが・・・。
接地側は電柱でアースをしているのですが、これは目的が別にあるのです。昔の電球を取り付ける際に誤ってソケットの口金に触れてときなどの感電を防ぐためになど接地させる意味があるのです。
コンセントをアーシングのアースとして使うなど危険すぎますし、用を足さないものとなります。こういう危険なこところにリード線を入れ込むこと自体正常な使用状況とは言えません。このような感電の危険性のあると説明をしながら、感電の危険性が出てくる行為を勧めるなど普通では考えられないことです。
以前、アーシングマットをコンセントにアースが来てないと接地側を利用されている方がいました。このときも説明してやめてもらいました。かなり、このような勘違いが広がっているのだと思われます。
アーシングの一番いい方法は、裸足で土の上を歩くことやガーデニングで土をいじることです。それができないなら、アース棒を買って土に打ち込むか、コンセントのアース端子にリード線をつなぐことです。そしてワニぐちクリップをつないで、アルミ板に取り付けると出来上がりです。アルミ板を床に置いて食事中などに裸足になって触れておくことでアーシングできます。
お風呂でのアーシングをやっていましたが、コンセントの電極を利用したアースの取り付けなどをすすめるホームページが存在することや、これを実践される方がおられるので恐ろしすぎてお風呂のアーシングのオススメはやめることにします。
アースしたアルミ板を作っておけば、家族中で利用できますしアーシング用の何千円もするシーツやマットより経済的ですね。
導電性のあるシーツを使ったとしても裸で寝ないのならアースできませんね(笑)
私は工業高校で電子関係を学び、電気工事の仕事を1年くらいするために電気工事士の免許も取りました。それで、いろいろと分かるのですが、アーシング用品のホームページの内容は信じられないという感じですね。充分注意してください。
今日の『健康ブログ』と『爽快さんがゆく』は同じ記事です (*^^)v