悲しく辛い映画でした
今日、休みを利用し映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』を見てきました。石原都知事が製作総指揮をとったということでマスコミでも様々とりあげられている作品です。石原都知事が、特攻の母といわれた富屋食堂の鳥濱トメさんから聞いた史実を映画化したものということです。
17歳くらいから20歳代の若者たちが、特別攻撃隊員として飛行機もろともアメリカ軍の艦船に突っ込み死んでいったという事実は、辛く悲しいことです。そしてもう二度とあってはならない事です。
純真な青年達の国を思い家族を思い死んでいった姿を映画で見て、辛く悲しいとしか言い様がありません。
教育や情報の管理により選択肢を取り上げられてしまって、こういうことしか選択できなかったのでしょう。苦悩の末に特攻を選ばされて殺されていった若者たち。死んでいくことを強制したものたちへの怒りがこみ上げてきます。写真を見れば、まだ幼い少年達までいるではありませんか!!
特攻隊員の遺書を軍の検閲を通さずに預かり郵送していたことで憲兵からの暴行を受けるトメさん。富屋食堂での宴会を軍規を振りかざし、やめるよう迫る憲兵に「明日死んでいく若者に軍規などは・・」と怒るトメさん。辛く悲しい時代だったと思います。
蛍が乱舞する中でトメさんと生き残った特攻体隊員が見た幻影。蛍の中に現れた笑顔の隊員たちの姿は「もうこういう犠牲を出してはいけないよ」と語りかけるようでした。
特攻で死んでいった若者たちに、二度とこのよう戦争は起こしませんと誓いたいと思いました。