憲法60年、平和・健康!
今日は憲法記念日、日本国憲法施行60周年の日ですね。終戦からまもなくの頃は、国を挙げて憲法記念日をお祝いしていたことでしょう。
今日の朝日新聞はドカーンとすごい量の社説。1面トップには、地球貢献国家をめざそう」「9条生かし、平和安保基本法を」の見出し。西日本新聞も社説や開節など憲法60周年記事を取り上げています。
憲法に関しては様々意見が分かれるところですね。様々なところで、国民的な意見交換が必要だと思っています。国民投票法案なども本当に国民の意思を反映されるものなら・・・と思いますが、ひたすら改憲のための都合のよいように準備を進めているという気がしています。
まずは、ジックリと国民みんなで討論する機会を作ってはどうですかね。町ごとに場所を決めて、やらせの意見発表じゃなく、憲法についての思いみんなが出し合う。こういうことをやってこそ民主主義と思います。公聴会をおしるし程度にやることで法律が作られるのには疑問を持ってしまいます。
実は今日、脚本家のジェームス三木さんの「憲法と私」という講演を聞きに行ったんです。とても面白い話でした。その中でも印象に残ったのがこの話。「これまで人間は次の世代に様々なものをバトンタッチしてきた。しかし、私たちが次の世代に渡すものは、核兵器・様々な環境問題・温暖化など、これは史上最悪なものばかり。地球を破滅させるのでなく残そうとするのなら、どうすればよいのかを考えなければならない。その時に戦争を放棄した平和憲法が光輝く。」という内容の話でした。
国同士の対立を乗り越える努力は、戦争放棄を世界に先立って決めた日本国憲法を輝かせます。戦争放棄の精神を基に世界中の国々が協力しあっていけば、環境問題、温暖化問題の克服のための大きな力となるでしょう。「いのち・健康」を考える時に、忘れてはならない問題が平和の問題、憲法の問題と思います。