戦争を知らないオイサンたち
今日は太平洋戦争での沖縄での戦闘が終結して62年目の「慰霊の日」でした。太平洋戦争末期沖縄での戦闘で多くの人々が命を失い、傷つき、家屋財産が灰となりました。戦後は沖縄は米軍に統治され更に大きな犠牲を払わされ、復帰後の今でも基地問題など様々な問題を抱えているのが現状ですね。
昨日、『報道ステーション』で『戦争を知らない子どもたち』の特集をしていました。
『戦争を知らない子どもたち』の歌は、私達の世代の「戦争を知らない子どもたち」の子どもたちも「戦争を知らない子どもたち」であってほしい、世界中の子どもたちが「戦争を知らない子どもたち」であってほしいという作詞をした北山修さんと作曲を手がけた杉田二郎さんのメッセージだったということです。そして、この歌は当時の若者達に受け入れられ、多くの人々に歌い続けられてきました。(番組の中では、北山修さんのイラクへの自衛隊の派遣に危惧するというメッセージも紹介されました)
私と同年輩の総理大臣が誕生し、こうした平和へのメッセージ、平和憲法を未来に輝かそうと思ってくれると期待したいのですが、期待はできませんね。憲法は時代にそぐわないといって、改憲が進められようとしています。教科書には集団自決の問題も軍の関与を否定。靖国問題などなど時代が逆戻りしているのではと思わされています。
これからの世界は戦争が必要なのか・・・。むしろ、世界に平和を訴えていかなければならないのでは、と思います。
「戦争を知らない子どもたち」は「オイサン」になってしまいました。杉田二郎さんも還暦です。当然、戦争体験者は減りつつあります。戦争体験者の声を残していきたいですね。もう二度と戦争に私達が巻き込まれないように。世界中から戦争がなくなるようにその悲惨さを、今の子どもたちに聞かせおきたい!!