掌は下へ向けて

仰臥(仰向け)で施術するときに身体の横に手を置いてもらいます。その時に多くの方は掌を下向きにされますが、ときどき掌を上(天井方向)に向ける方がおられます。

どうも上に向けると、身体の緊張が抜けないのを感じるんです。それで、上に向けるのと下に向けるので深呼吸をしてもらっています。すると100%下に向けた方が呼吸が楽になるんです。みなさん試してみてください。これは、何を意味するかと言えば、掌を植えに向けていると全身が緊張しているということです。

掌を上に向ける人の緊張が抜けにくく不調が取れにくい原因となっているようです。先日来院された方は、何となく調子が悪いということで、寝るときに掌を下向きにして寝てもらうようにお願いしています。これが習慣になったときにどれくらいの違いが出てくるかがはっきりわかると思います。

ある本には、掌を上向きにして寝るように勧めていましたが、私が試してみると呼吸が苦しくなります。腕の位置は四つ足の動物の前足の位置が基本になるのだと思います。

どちらがリラックスできるか試してみてください。

今日の『爽快さんがゆく』は「ガースー・・・面白ない」です

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