操体法は大自然の公法の一部

 「御便り拝承、操体法は専売特許ではありません。大自然の公法の一部です。誰でも理解できた人は受益し、他人にサービスすべきものです。しかし、息・食・動・想・境(環境)の関連から考えて、原理がわかっても境が汚染され、食が毒化されている現代では開眼の徒はスクラム組んで恢復の戦に加はるべきです。」(快医学20周年記念症例集「生命の神よ有難う」P141橋本敬三先生からの葉書)
瓜生良介先生は操体法を知り、宝島社の『街を耕す本』に操体法についての文章を書かれました。その時に、橋本敬三先生に許可を受けなければと思い手紙を出されたそうです。返事の文章が「御便り拝承・・・」の文章ということです。
 この文章を見ると、橋本敬三先生が私達に操体法をどう扱わなければならないかを示唆されている気がします。決して操体法を自分が作り上げたなどということなく、「大自然の公法の一部」とされた先生は、みんながこの公法の恩恵を受けることを望まれたのですね。だから、この公法への理解がさらに拡がることを望まれた。瓜生先生が操体法についての文章を書かれたことを大変喜ばれたんですね。 
 「境が汚染され、食が毒化されている現代では開眼の徒はスクラムを組んで恢復の戦に加わるべきです。」との言葉は、心に響きます。この言葉の通りだと思います。操体法だけで体は守られない。環境の汚染、食の汚染から私達を守るには・・・・・と考えさせられます。手塚治虫先生の『ガラスの地球をまもれ』と共に私達がどう生きるべきかを教えられました。

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