放射能の被害が
広島に行ったとき、「原爆の子の像」を見ました。
佐々木禎子さんという少女が2歳のときに被爆、外傷は無く9年後の小学6年生まで元気に育ったが白血病となり翌年なくなったということです。禎子さんは回復を願って折り鶴を折り続けていたが昭和30年10月25日になくなられたということです。
これをきっかけに原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め平和を築くための像を作ろうという運動が始まり「原爆の子の像」ができたということです。
広島から帰ってきて報道ステーションを見ていると、福島の原発事故での健康調査が行われたとのニュースが。子どもたちの全受診者38,000人の内の36%にしこりやのう胞が認められ、一人がガンと診断されたということです。受診者の5%に当たる186人が再検査を受けるということです。驚くことに186人以外の異常がある子どもたちは、2年後の健康調査のときに診るということになっているとか・・・・。古館氏によれば、半年後との検診の必要性を説く専門家も多いとか。当然患部の経過を半年後とに診て行くべきですよね。
さらに驚くことに、健康調査の検討会の前に事前の非公開打ち合わせが開かれていたということです。口裏合わせでもやっていたのでしょうか?何の罪も無い子どもたちに不安を与え、健康被害を引き起こしているというのに真剣に対応しろといいたくなります。
原発が水素爆発したときに40キロ離れた避難所にいたという9歳の少女が、健康調査で甲状腺にのう胞ができていると指摘されたそうです。お母さんがインタビューに不安な心内を語っておられました。2年後迄ほおって置かれるなんて許されません。
40キロはなれたところでも異常が見つかるのなら、玄海原発で言えば福岡市の西部も危ないということになります。玄海原発はプルトニュームという更に毒性が強い燃料を使っているのです。糸島の小学校がやっているような避難訓練が役に立つのでしょうか。
原発の再稼動を許さず廃炉にする以外に無いんです。子どもたちを守っていく一番いい方法は廃炉です。それ以外にいい方法がある方は教えてください。
核の平和利用などといいますが、様々な被害に合うものにとっては平和なことではないのです!
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