早寝早起き、朝ごはん
今週の『週刊ポスト』、ご覧になりましたか?
「真鍋かをりのココだけで教えて」という連載の記事があるんですが、今週は陰山英男さんという立命館小学校副校長との対談です。
陰山さんという人は中央教育審議会の教育課程部会というところでも活躍されておられるとか。良く知らない方ですが、子供の健康・生活習慣・学力の問題の発言は、現場の教育者として子供に接しておられて具体的だ面白く参考になります。
日本の国際競争力が落ちている、これは日本全体が遅寝遅起きの社会になったからと思うという発言、なるほどと思います。遅寝悪阻沖の原因は何かまで分析して居られませんが、規則的な生活に戻るということは大切なことですね。でも何で、不規則な生活に・・・?。遅くまで働くおとうさんやお母さん達、生活があるから一生懸命働いています。早くは寝られない状況ですもんね。こういう状況に合わせた生活が作られてきた。
まずはどうしたら子供達を早く寝せることができるか、世の中の有り方を考えてみなければならない気がしてくるんですよね。
子どもの学力は、授業外で2時間半以上勉強すれば落ちるということです。これは陰山先生データーがあるということです。さすが現場を踏んだ方と思います。何故学力が落ちるか、子どもたちは睡眠時間を削ってまで勉強すれば疲れてしまうということです。このようなことで頭が良く働く朝を活用できないということでしょう。
塾など通う人がクラスに1人か2人しかいなかった私達の時代より、塾などで強制的に学ばされる子供達が学力が下がるということが不思議ですが、疲れているんですよね。
遊びまわって自然に触れ、社会と触れ合っていた私達が子供の頃は考える基礎が遊びの中でできていたのではないかと思います。カエルを見たり育てたり花を摘んだり、農業をやっているところを見たり、鬼ごっこをして様々な守るべきルールを知ったり遊びが勉強でした。こんな経験が無い子ども達は全て本を見ながらおぼえるのでしょうね。そんなの知識でしかない。知恵に結びつかないですよね。
朝ごはんをきちっと食べれば学力も伸びるということです。これは、以前新聞にも調査の報告が載りましたね。私もブログに書きました。ご飯の文化に育った私達は、ご飯の腹持ちが元気のもとです。パンではダメという気がしますね。
朝ごはんは必要無いという方もおられますが、子どもたちの健康を現場の教師が見てきて語るのですから間違いは無いと思います。私の世代では、朝ごはん食べてこない子達はいなかった。私達の世代以前の貧しい頃の日本に戻っているような気がしてならないですね。
みんな夕方には帰ってきて、家族で食事をし学校であったことや休みの日の計画を話し合っていた時代が懐かしい。家族の絆まで何者かに奪われているような時代となっているのではないでしょうか。
不健康なことが当たり前の時代にはしてほしくないですね。私は皆さんに健康になっていただく仕事をやっているものの一人ですので、子ども達に不健康がはびこるのは悲しくなってしまいます。
大人たちが、子供達がのびのびと育ち、希望を持って生きていけるようにしたいと思わないなら、子どもたちは日本の未来に夢を持てないですよね!