昨日は長崎へ行きました

 誰かが刃物を持ち歩いていたら、すぐに警察に通報があって銃刀法違反で逮捕されるでしょう。また、誰かに言いがかりをつけられて暴力を振るわれたとしたら、暴力を振るった者は逮捕されて刑事事件として裁判で刑が決まるんですよね。
 こうして私たちは法の下に人権を持った者として守られているんですよね。
 でもね、1945年8月9日、戦時中とはいえ普通に生活している人々が空から降ってきた一発の原子爆弾で何も残らないように焼き尽くされ、大火傷を負い生命を奪われ、生命は助かったが火傷と放射能被爆が・・・・・被爆された人々の苦しみは今も続いているんです。
 一人の人を殺傷することが許されない市民社会で、何故このような核兵器の存在が許されるのか。何故地球を何度も焼きつくほどの核兵器が必要なのでしょうか。私には理解できないんです・・・・・。
 必要ないものはサッサと無くすことこそ合理的です。世界中の核兵器を無くそうという声を集めて行かなければ・・・。
 日本で始まった核兵器を無くそうという平和運動は、三度目の被爆であるビキニ環礁での第五福竜丸の被爆で魚が売れなくなった商売人に女将さん達が放射能に汚染されない魚を売りたいというところから始まったんですよ。どこの政党がはじめたというものではないんです。
 この運動は自民党から社会党や共産党まで入った国民全体の運動として広がったんです。それからいくつかの政党や団体が抜けたりしながらも世界中の核兵器反対の運動が続いているんです。
 私は、反核の運動がイデオロギーや政党などの運動でなく、私たちの生命と健康を守っていく国民的な運動だと思っています。それが人々を動かし政治を動かすんです。
 
 それで、私は昨日長崎の原水爆禁止世界大会の長崎大会に参加しました。大会には国連の事務総長からのメッセージも披露され、世界の反核団体・平和団体の代表からの挨拶も聞くことができました。
 福島第一原発の事故以来、改めて原子力の危険性が認識され世界中に反核の声が広がりつつあることを感じました。
 核兵器の開発や配備などに使われているお金を、地球のため世界の人類の幸福のために使うならどれほど良いか!
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