最高裁判決・・・子供のおこした事故は親の責任? 

 昨日、子供が起こした事故の責任を巡って最高裁の判決がでましたね。
 学校で遊んでいてサッカーボールが塀を越え、通行中のバイクに当たり転倒して骨折されたことが原因で寝たきりになり亡くなった。それで、この責任を子供が負えないから親に賠償責任があるということで訴えられた。
 一審・二審とも親の賠償責任を認めたということですが、今回の最高裁は親の責任を限定した初めての判決だということです。しかし、この事故はサッカーのボールが学校の塀を超えるということに着目すれば、学校や学校を管理する自治体の責任こそ問うべきではないのかと思うのですが・・・・。
 子供と親との責任とされたのは、何故か疑問を持ってしまいます(私が法律に疎いからかもしれませんが・・・)。
 もう一つ思うのは、子供の責任は親の責任と自己責任論的な見方で良いのかということです。子供は、これからの地域や国を担う存在です。地域や国の宝です。地域や国全体で見ていくべきだと思うのです。何も、責任を転嫁するということではないのです。キャッチボールをしていて、近くで遊んでいた子の胸にあたって死亡して、ふたりの親が賠償責任を問われて3000万円で和解したということです。現場を見てないで言わせていただきますが、もっと広い遊ぶところがあればこういう事故も防げたのではないかと思うのです。
 私の周りも、遊びまわる場所が減っているというのが実感です。子供たちがのびのびと安全にあそびまわれる場所を作っていくということが大切じゃないのか。狭いところで遊べばさまざまな怪我の元にもなることも多いのでは・・・・。
 子供たちがのびのびと遊び回れる安全な空間を作ることが求められているのではないでしょうか。そして、地域の宝として、誰もが子供たちが危険なことやモラルに反することをしていたら注意していくことも大切ですよね。
 そのためには、大人が協力していい地域を作っていくことが必要ですね。
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