正しい姿勢・・・・????
よく正しい姿勢ということが言われますね。
胸を張って骨盤を前傾させて・・・そうそう「きをつけ」の姿勢ですよね。これが正しいのなら正しくない姿勢が存在することになりますよね。骨盤を後傾させて肩の力が抜けてなどがそれにあたるのでしょう。
しかしですよ、江戸時代末期の人々の写真や浮世絵を見てください。みんな悪い姿勢に見えますよね。でも、これが日本人の姿勢の原点とも言うべきものだったと思います。大体、正しいとか正しくないとか良いとか良くないとかいうのが良くないと思うのです。
最近、買った『魂の合気』という大野朝行先生のDVDや、柔術の修行をされた整体師の先生のDVDを見ると骨盤が後傾して肩の力を抜くのが基本になっています。元々、日本人の生活習慣で作られた骨盤後傾の身体は「きをつけ」には向かないのでしょう。「きをつけ」をするには骨盤を前傾させるために力が入り肩にも力が入ってしまうんです。
「きをつけ」が正しい姿勢と教えるものだから、肩こりや腰痛の原因を作っているのではないかと思うんです。日本人の身体にあった姿勢が身体に良い姿勢だと思うんです。
無理に見た目に合わせるのが問題だと思うのですが、このことを分かっていただくのはちょいと苦労すると思います。でも、この違いを分かってもらわねば健康に導けないという気がします。
今日の『爽快さんがゆく』は「人間のためのロボットなのでしょうか」です。