水平足ふみ
筋力の低下によって腰痛や猫背などが起こることがあります。最近、ダイエットの本などに出てくる大腰筋は、腰椎から股関節のところの小転子というところにくっついています。おなかの奥のほうで縦方向について体幹を支えています。腰椎を前のほうに引っ張っているので、この筋肉が弱ると背が丸まってしまいます。背が曲がると内臓が下垂してしまう。また、足を上げるときにこの筋肉を使っていますので、弱ると足が上がりにくくなりちょっとした段差で引っかかりやすくなります。つまり若さを保つのに大切な筋肉です。
この筋肉を鍛えるのに簡単な方法があります。それが「水平足ふみ」です。瀬戸内寂聴さんが続けられていると、様々な健康雑誌に取り上げられています。太ももが地面と平行になるまで左右交互にあげるというものです。やってみれば結構きついんですよ。まずは50回を目標に続けてみてください。無理をせず毎日がつらいなら、二日に一度でもいいと思います。寂聴さんの元気はこれによるところ大でしょう。確か寂聴さんは一日300回続けているとか。このような一日数分の運動でも健康に大いに役立ちますよ。