痛いことをしないが基本

施術を終わって、「この動きはもう楽になりましたね」と言えば「こうすればまだ痛い」と無理に痛い動きをされる方がおられます。

それで痛みが出てきたりということもあるんです。わざわざ、無理に痛みが出るような不必要な動きをしないでいただきたいですね。操体法の基本的な考え方は、痛みが出る動きの逆の動きをするということです。痛みが出ない動きをすれば痛みは消えていくんです。

例えば、五十肩で腕を挙げれば痛みがあるときに、無理に挙げることはやめることが大切です。そういうと、動かさなければ動かなくなると病院で言われたという方も多いんですが、これまでの私の経験では動かなくなることはありません。むしろ、痛みをこらえて動かすと肩関節付近の炎症がひどくなり、動かせなくなっていくことが多いです。

まずは、動かさずに爽快館で肩甲骨や肩鎖関節などの調整をして、筋肉を緩めてください。痛みをこらえて動かせば動かすだけ改善ができにくくなります。痛いことはしないということが大切です。

今日の『爽快さんがゆく』は「岸部シローさんのご冥福をお祈り申し上げます」です。