細菌がいなくなると大変なことになる
最近、やたらと宣伝しているものに抗菌・殺菌・滅菌などなどの細菌を攻撃する商品がありますね。こうした商品の過剰な使用による健康被害も出てきているのでは・・・と心配になってきます。
衛生状態の整わない国に行って、体調が悪くなるのは欧米人より日本人だという話も聞いたことがあります。いろんな細菌を取り込むべき幼児の時に取り込めないなどの問題があるかもしれません。
私たちの周りには、さまざまな細菌が存在し一緒に生活することで生かされているということは忘れてはならないと思います。(何も衛生状態を悪くしてしまえと言っているのではないんです。)
タモリさんや福山雅治さんたちは、お風呂で石鹸で洗わないということをきいいたことがある方も多いことと思います。石鹸で洗うことで、体表の皮膚を守ったり匂いを抑えたりしている細菌が洗い流されてしまうんです。それが体臭の原因になっているということなんです。それで、ゴシゴシ石鹸で洗わない方が良いということです。
若い頃は洗い流して8時間で体表の細菌が元に戻るそうですが、歳を取れば元に戻るのに1日以上かかるということで、石鹸を使うなら2日に1回が良いということです。
トイレの洗浄便座を使いすぎると肛門の痒みがでてくるそうです。これも、あるべきところの細菌がなくなることが原因だといいます。
腸内細菌の問題もよく取り上げられるようになりましたね。パンダは、元々肉食獣だったということは多くの方が知っておられると思います。しかし、山で生活していくうちに竹と一緒に竹を分解する細菌を帳に取り込んだために竹を食べて消化できるようになったそうです。今でも、パンダが馬を襲うなどということがあるそうです。現在パンダの子供は離乳食として親の便を食べているそうです。このことにより、親の竹を分解する細菌を取り込むそうです。
体内や体表のこうした細菌が減ることや、長年付き合ってきた寄生虫がいなくなったことでの身体の変化がさまざまな病気を引き起こしているという見方もあります。また、最新の医学で他人の便の腸内細菌を移植するということも行われるようになってきたそうです。
たしかに問題を起こす細菌もいますが、細菌全般を問題にするのでなく、有用な細菌や今後活用できる細菌について知ることも必要だと思います。細菌と共生していくことが今後の健康生活に必要なことだと思います。
今日は『健康ブログ』と『爽快さんがゆく』は同じ記事です。