羽がない蝶
明日葉についたアゲハの幼虫を、孫の亜季が虫かごに入れ育てました。今朝、羽化したのを見つけた亜季は「じいちゃん、蝶になったよ。」と透明な虫かごを見せてくれました。「ふたを開けてとばすよ。」と張り切っています。
しばらくして、爽快館の扉を開けるなり、「羽がおかしいけん飛びきらん、折れとうごたあ!じいちゃんどげんか出来ん?」と入ってきました。「蝶の羽が折れているのはどうもできんよ。」というと、悲しそうに「そうね。」と出て行きました。
掃除などバタバタして、亜季を保育園に送っていった後、虫かごを覗くと4枚ある羽のうち左前の羽が折れているのではなく、成長してないというか異常に小さいのです。蝶はただ3枚の羽をバタバタとせわしく動かしていました。
亜季はどうしようもないので置いていたようです。家の庭の花にとまらせておきました。羽をばたつかせながら花につかまっていました。夕方見ると姿が見えません。どうなったのか分かりませんが、私たちにはどうしようもないことでした。
このような、羽の成長がおかしいのは今年2例目です。これが、自然界の中で多い出来事なのかどうかは分かりません。原因もよく分からないのですが、環境の悪化などによるものでなければと思いました。
自然界の汚染が進み、こうした蝶が異常に増えているのではと心配したくなります。小学生の頃、アゲハをかったりしていましたが、このような奇形の蝶は見たことがないですもの。
これ以上地球が汚されないようにして、美しい環境を子供や孫達に残していきたいと思いました。