自殺者が3万人超

 先日、家のすぐ近くにパトカーがとまり「この辺で、暗くて疲れた感じの50代の男性を見かけなかったですか?」と聞かれました。何でも、自殺する可能性があるということで探しているとか。
 また、近所で硫化水素での自殺で避難騒ぎも起きています。身近に、自殺が話題になっているときに、今日の西日本新聞に「自殺、10年連続3万人超」の記事が。
 「都道府県警調査 景気回復でも減らず」の小見出しに驚きました。景気回復で大企業は大きな黒字を出している会社もあるようです。でも、その高収益をもたらしたのは、低賃金で使える不安定雇用の労働者を増やしたからということも大きな要因でしょう。そしたら、不安定雇用で賃金格差を大きくされた、私達の周りの人々は当然生活苦に泣いているということですよ。
 子供を抱える母子家庭の人々はいくつかのパートを掛け持ちして生活している。私の同級生達もリストラとかで会社を追われ、仕事も見つからないと嘆いている。
 高齢者が増え、子供が減るのでと日本にはお金が無いと社会保障を切り崩されていく。後期高齢者医療制度などで高齢者の負担を増やしていく。国民保険料も、福岡市は異常に高い。生活保護も受けられない状況が作り出されています。
 1997年2万4千人の自殺者が1998年3万2千人へ急増。この頃は、企業破綻が続発した時期ですね。その後3万人台を維持しているんです。このままでは、自殺は減ることは無いと予想されますよね。人が、自ら死を選ぶことが無い社会作りが必要ですね。
 後期高齢者医療に国民の疑問の声が沸きあがっています。このように、私達の生活を脅かすものはひとつひとつ、私達が声をあげて変えさせなければ、自殺する人も減らないと思います。

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