車内12連泊(驚)・・・健康な筈はなし

 今朝の朝日新聞の1面の「ルポにっぽん」の欄に驚かされました。長距離トラックの運転手が車の中で12連泊しながら運転をしているというのです。以前から、長距離のトラックの運転手が、着替えを1週間分持って仕事に行くという話は聞きました。でも月の半分を車内でとまる、眠気をこらえて運転している・・・・・。事故の危険性があるし、体がボロボロではないかと気がかりです。この運転手たちが健康なはずはないですよ!健康について語る者の一人として、こういう不健康状態は許されないと思います!!明らかな労基法違反でしょうが黙認されているのでしょう。
 これが、先進国の姿なのか?日本という国は、こうした下請けのような業者を食い物にして大企業が繁栄するという構造の国なのでしょうか。かつては、国民総中流といわれた時期がありました。何故、これが格差社会になり、いのちを削りながら働かなければ人並みの生活が出来ない社会になったのか。いのちを削っても生活できない人は自殺に追い込まれています。
 小泉構造改革以来行われている政治は、グローバル化する世界経済に対応する経済活動を国民犠牲でやっていくということではないのか・・・・。
 憲法25条で明記された、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」という権利はどこへ行ったのか。まさか、車内で12連泊するのは健康的で文化的だという馬鹿はいないでしょう!
 もう一度、考えてみたいですね。何時から、こんな格差が出来たのか、何故こんなことが許されるようになってしまったのか、私たちはどう声をあげればいいのかを・・・・! 

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