車転落事故

 25日夜の「海の中道大橋」での車転落事故、3人の幼い命がなくなりました。事故を起こした青年が飲酒運転だったことは許されることではありません。よく言われるように、車は便利なものですが、使いようによっては凶器になってしまいます。運転するものは、安全に運行する義務が当然あるのです。飲酒をしていてはまともな運転が出来るわけはありません。軽い気持ちで、「俺は大丈夫だ。」と思うことが、こうした事故を起こしたのでしょう。(私も事故こそ起こしてないが、若い頃に反省すべきことがありました。今は、酒を飲む時には車は自宅へ置いてでかけます)
 ぶつけた後、逃走したことは更に罪を重くしました。何故、救助するという当たり前のことが出来なかったのか。残念なことです。
 
 なくなられた3人の幼児のご冥福をお祈りします。
 今朝の「朝日新聞」を見て、驚いたことがありました。橋の防護柵の強度の問題です。歩行者や自転車用で車の衝突を受けるには強度が足りなかったと言うことです。(幅1mに対し60kgの大人が4人寄りかかっても崩れない程度の強度、驚きの弱さですね!!)通常歩道がある場合は車の転落を考える必要は無いと言うことです。しかし、歩道は20cmの段差があるだけです。勢いのついた車なら乗り越える高さだと思いますが・・・。車道と歩道の間にはガードレールも無いんです。何らかの突発事故で、歩道に車が突っ込むということにも成りかねない。歩行者が被害に合う可能性が十分あると思います。(風が強いところです。風にあおられハンドルを切りそこなって乗り上げる危険は無いのかと心配です)今回は歩道に人がいなかったので歩行者が巻き込まれることは無かったのですが。
 反対側は総重量25tの車両の衝突を想定していると言うことです。これと同じ程度の強度が必要ではなかったのか。そう思うのは私だけではないと思います。車が転落しなければ幼い命は助かったのでは・・・。
 私もよく通る橋です。そこの防護柵が、こんなに弱いものだとは思いもしなかった。もう一度身の回りを点検し、行政に問いただすことが必要ですよね。尊い命が奪われた後に気づいて対策を練るということでは遅すぎます。「誰かが犠牲になってから対策・・・」と昔から皮肉を言われてきました。人工島周辺の橋・道路の安全性について市民に明らかにしてほしいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です