運動が大腸がん減らす?
昨日の西日本新聞の夕刊に載っていた記事ですが、厚労省の調査で「日常的に運動をしている男性は、あまりしない男性に比べ、大腸がんになる危険度が低い・・・」ということです。(厚労省研究班・主任研究者津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)
「女性では今回、同様の傾向が確認できなかった」ということですが、家事労働の影響を正しく評価できてない為かも知れないそうです。
調査は、1995年~2002年まで、全国9府県で40歳~69歳の男女6万5千人を調査し、1日の運動量に応じてグループ分け。大腸がんとの関連を調べたということです。
結果は運動量が多いグループほど大腸がんリスクが低い、激しい運動や肉体労働をしている人は、ほとんど運動をしない人に比べ、発症の危険度が30%低い、特に結腸癌でこの傾向が強いということです。1日3時間以上歩いたり立ったりする程度の運動でも一定の予防効果があるそうですよ。
考えてみると、動物はみな動いて食べ物にありつくようにできています。人間もかつては労働といえば体を動かすことが一般的でした。人間も体を動かすのが正常と思います。分業や機械化が進み、一日中パソコンと向き合っているとか、無理な姿勢での作業とかで健康を害することが多いですね。運動量が多いほどリスクが少ないということではなく、運動量が少ないほど不正常であるので、大腸がんのリスクが高いという事ではないかと思います。
例えば、歩くということはフクラハギや大腿部の筋肉を動かすことで、足に降りてきた血液を心臓に戻ることを助けます。全身の血流が促されますね。骨盤も動かされ正しい位置に戻りやすくなっていく。このようなことでお腹の中も調子が整うということでしょうね。
やはり健康な生活のために日常的に運動をする習慣を作りたいですね。