運動して乳酸がたまり・・・誤りですね

 私たちの年代は、保健体育で運動をすると乳酸が溜まって筋肉の疲労が発生するというようなことを学びました。最近まで、この説が信じられていたんですよね。でも、乳酸が溜まって疲労が発生するのでなく疲労したから乳酸が発生するということのようです。

 この乳酸、白い瞬発筋(速筋)で発生して赤い持久筋(遅筋)の中のミトコンドリアのエネルギー源になるということです。これは数日前のNHKテレビの『クローズアップ現代』で詳しく解説されていましたね。この生理的な現象を活用して、運動の持久力の養成に活用されるようになっているようです。

 乳酸が疲労の原因という間違いが1900年ころから主張されて100年間その間違いが信じられて、学校でも教えられていたということは驚きですよね。

 この間1960年くらいから、乳酸悪玉説に疑問を唱える学者もいたらしいのですが、乳酸悪玉説の信者が多く受け入れられなかったといいます。これは、恐ろしいことです。学者が一つの説の信者となり、その学説の正しさを正しくない変な理論で補い布教していたという宗教じみた行為です。

 こうした間違った学説はまだまだ存在するのではないかと思います。整体の世界にも存在しているようですね。身体の捉え方でもいろいろありますし・・・・これからさまざまな問題が解決されていくことを期待しています。

 『クローズアップ現代』で放送されていた、乳酸を利用して持久力を上げるトレーニングは役立ちそうです。短時間の運動で持久力がアップするそうです。

 やり方は、ややきついときついとの間くらいの早足歩きを、背筋を伸ばして大股で行う。

 時間は1日15分以上で3分早足で歩き、スピードを落として歩きながら休んでで、また大股でスピードアップで3分間、これを5回で15分ですね。

 週に4回やれば良いということです。いつも言うように毎日はダメですよ (^O^)

 私は、これを早足歩きでなく空手の蹴りの練習でできないかと思い工夫してみます。バッチリ持久力アップをやろうと思います。

今日は『健康ブログ』と『爽快さんがゆく』は同じ内容です。