運動をたくさんやることでは腰痛は改善しません

私の妻の卓球仲間の80代の女性の方ですが、運動をしなければ動けなくなると思い込んでおられます。(このような方はかなり多いんですよ)

「まだ腰が痛い・・・、歩くと痛い」ということですが、痛みをこらえながら毎日毎日歩き続けられている。それで、しばらく歩かない方が良いですよとアドバイスしました。しかし、「歩かなければ・・・」と歩けなくなった時の恐怖を語られます。このままでは、歩きすぎたことにより歩けなくなる可能性の方が大きいですとお話ししてやっと納得されました。

会社を退職した機会にジョギングやウォーキングをいきなり始めて大腿部の筋肉や足を痛めるという方をみてきました。これは、健康法でもなんでもなくて体を傷めつけて不健康にしているだけですね。

健康のための運動の第一条件は、やっていて気持ちが良いということです。痛みがあるなら、まずは痛みを取って運動をすることが大切です。なぜか、未だに苦痛を伴わなければ身体は強くならない、健康にならないと思い込んでおられる方が多いんですね。苦行は禁止ですよ。お釈迦様は苦行をやめて悟りを開かれたんですよね。苦行ではなく快さを味わうことこそ大切なことですよ。そのことを健康というのですね。

今日の『爽快さんがゆく』は「ナメクジ退治・・・仕方ないですね」です