道義国家・・・???
森友学園の問題が出てきて以来、教育勅語についての新聞記事や雑誌の記事が目に付きます。
これは日本の国をどう捉えて、今後どうして行くのかということに関する問題ですよね。ちょいといろいろ考えさせられます。
どうも、安倍首相の奥様や籠池夫妻はお友達であったのだろう想像しています。稲田防衛大臣はご主人の弁護士事務所が森友学園の顧問弁護士だったとか・・・まあ、昔からの知り合いですよね。
週刊プレイボーイ誌(No.14)に稲田朋美防衛大臣は「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことと国会答弁したということです。なかなか、良いことが並べられています。大切なことですよね。しかし、国会で知っていることを知らないと言ったり、都合よく忘れたりすることは道義的にどうなのか・・・と思うんですよ。
籠池さんも安倍首相の奥様も稲田大臣もお友達というか、同じ思想を持つ仲間なのではないのでしょうか。それが、仲間同士もめている構図のように感じます。お友達を大切にしないで悪者にされたから籠池さんは頭にきたのではとか考えてしまいますね。
最大の問題は、私たちの財産であるはずの国有地を結託して安く売り渡したのではないのか、国民からすれば許せないことが起こっているようです。どうも、道義国家なんていう方々は、言うこととやることが違っているのではと疑問を持ってしまいます。はっきり説明することは道義的とかいう方々の当然果たすべき責務ですよね。
そうそう、教育勅語は親孝行、友達を大切に、夫婦仲良くを説いたものではなく、国民は天皇の臣民でいざとなったら生命を投げ出せということを解くものだったのだと思うのです。稲田大臣があげる教育勅語はプレイボーイ誌によれば昭和40年頃に現代語訳されたもので、佐々木盛雄氏が永遠に続く天皇の盛運を助けなさいという内容を「国の平和と安全に奉仕しなければなりません」と訳して天皇に奉仕せよという部分を消したということです。
意味が違ってしまっていますよね。教育勅語は1948年6月19日に日本国憲法に背反するとして廃止されています。国民が主権者で象徴天皇制の中では必要ないものですね。
道義国家なんていうのがお好きな大臣たちの道義に反するような発言を聞いていたら腹が立ってきます。主権者である国民をなんと思っているのかと大きな疑問が沸いてくるのです。
真実を語るのが道義的に果たすべき役割でと思いますが・・・。