靴底の後ろが無い靴で・・・
膝の不調と歩き辛さを訴えてこられた60代の男性ですが、痩せる為の運動ということで靴底のかかとの部分が無い靴(通販などの広告を見ますね)をはいてウォーキングをしていたそうです。
すると、膝が痛み水が溜まる。歩きにくい。腰がだるいというか・・・。とにかく歩く歩き方がおかしくなってしまった。
かかとが無い靴というのは、いつも爪先立ちをしている状態です。つま先で体を支える感じです。つま先たちをしてみると分かるのですが、膝が強制的にぴんと伸ばされます。歩くたびにこの状態で膝を刺激し筋肉に余分な負荷をかけてしまいます。当たり前のことですが膝が悪くなりやすいし続けると膝を壊してしまいます。
確かに無理な姿勢をとらざるを得ないもので、消費カロリーは増えるのかもしれません。でも長い目で見れば膝を悪くして歩けなくなると、これまた痩せるのに苦労するし益々太る可能性がでてきます。
大切なことは、ウォーキングやランニングをする時には、専用のウォーキングシューズやランニングシューズを履いて、歩きやすい走りやすいという状態で膝に負担をかけないようにやることです。負荷が足りないと思えば、速足歩きなどで負荷を増やすようにしてください。無理は禁物。
わざわざ膝を壊すような変なシューズには気をつけてくださいね。