食を考える重要性

 西日本新聞に『食卓の向こう側』という連載があります。皆さん読んでおられるでしょ。今日「第9部広がる輪」が終了しました。この連載、私は時々目を通す位でまともに読んだことはなかったんです。読みたいと思い、『ブックレット』として売られているものを買い込んでますが、「つんどく」状態です。
 食について、かなり突っ込んだ取材をされているようです。
 魚戸おさむさんという漫画家がこの連載を漫画にするということで、そのいきさつが書かれてます。
 「体のことを無視した食事をする若者の呆食、食生活が崩れて心を病んだ若者などの報告を読み、『大変なことが起きている』と感じた。そして、『食を単なる安心・安全の問題としてだけでなく、社会の問題としてとらえなければならない』と思った。」ここから、若者達に向けた『漫画』という方法での訴えを思いついたということで、来年春刊行されるそうです。今日の記事は、この他にも、いくつかの食の問題に対する取り組みについて紹介がありました。そして、最後に「『食卓の向こう側』を見据えてはじめた連載、そこで訴えたことは、新聞というメディアの枠を越え、人と人との出会いによって広がっている。その輪がもっと広く、強くなれば、社会はきっと変わるだろう。』と結ばれていましたね。
 食は、個々人の問題ということを超えて、社会問題化している。この連載ちゃんと呼んでいく必要があると痛感しました。正月にブックレットを是非読んでみたいと思っています。
 「息・食・動・想・境(環境)の関連から考えて、原理がわかっても境が汚染され、食が毒化されている現代では開眼の徒はスクラム組んで恢復の戦に加はるべきです。」と書かれた操体法の創始者、橋本敬三先生。食に対して憂慮されておられたんですね。この時よりも更に問題が広がり、深刻化していることを感じますが、様々な取り組みが広がっていることも確かです。さらに広がっていくことに期待が持てると思います。
 地球環境の問題や食の問題、子どもや孫に直接関係する問題ですね。まずは学んでいくことが大切だと思いました。

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