高校野球 投球制限について
昨年末に新潟県高野連が今年4月の春季大会でのピッチャーの投球数を1試合につき1人100球に制限すると決めました。故障で野球を断念するという選手が多いということです。
それを受ける形で高野連が有識者会議をつくって投手の障害予防の検討が始まるということです。
これまでも、高校野球で「何球投げた」ということが話題になりました。その度に心配された方は多いと思います。昨年夏の甲子園でも金足農業の吉田輝星選手が大きな関心を集めましたね。
高野連の動きは大歓迎です。
爽快館にも野球をしていて肘を痛めたとか、バスケットボールやバレーボールをやっていて膝が痛いなどなど運動部の中学生や高校生が来院されます。
みなさん痛みをこらえながらやってきたという話をされますが、常識的に考えれば過度の練習などでの故障ですので練習を休むのが当然です。でも、次の週に試合があるので「休むわけにはいかない」と返ってきます。
なんとか痛んだ筋肉をほぐして練習をできるようにはしますが、いつも考えるのは精神力で頑張ってやれと科学的な運動理論や医学を無視した根性論がいまだに通っているということです。
これでは故障がなくとも今後の成長を促すことはできないと思います。まずは指導する側のあり方を考えることが大切ですよね。それと、子供らの試合での活躍を期待する母親たちの盛り上がり・・・気持ちはわかりますが、痛めた部分を本当に改善させてやるということを真剣にに考えてほしいと思っています。
まあ、こうした高校野球での前進で、さまざまな部活の指導のあり方を考えていくキッカケになることを期待しています。
今日の『健康ブログ』と『爽快さんがゆく』は同じ記事です (^_^)ノ