麻酔科の医師不足
「報道ステーション」の特集を見て驚きました。産婦人科医・小児科医とともに麻酔科医が不足していて深刻な事態にあるということです。麻酔科医は、全国で6000人しかいないということで、これだけの人数で大病院の全身麻酔の手術を外科医と協力しながらこなしているということです。
猛烈な勤務になっていて過労死の医師まで出ているということでした。この状態だから、交代の麻酔科医がいない病院で、麻酔科医が帰ったあとに運び込まれた患者さんは別の病院へ搬送するということが起こっています。
医師不足が原因で患者さんのたらい回し、受け入れを拒まれるということが起こっている可能性もあるのでは・・・・。単に、病院や医師を攻めているだけでは解決にならないということですね。これは、以前にも書きましたが、国の政策にも問題があるのではないかと思います。
大臣や厚労省の役人は、医療ミスや病院の患者さんの受け入れができないという状況の根本原因を明らかにすることが必要ですね。
気をつけなければ、病院・医師と患者・国民の対立が作り出され、「病院は何ばしようとかいな」ということになる。しかし、問題の本質は医療体制・社会保障をどうするかということです。
医師・病院と一緒に国民が政府に働きかけることが必要ですね。意図的に問題の本質が隠されることが無いようにしてもらいたいですね。
「報道ステーション」の特集に医師の現実を学ぶことができました。今後もこうした特集を企画してほしいですね。