24日付け朝日新聞『腰痛』記事について
昨日の朝日新聞の一面トップに腰痛についての記事が掲載されていました。
腰痛で苦しんでいる人は2800万人、40~60代の4割は腰痛持ちだということです。関係学会(日本整形外科学会と日本腰痛学会)で一般的治療法のお勧め度をまとめた指針をだしたという記事でした。
背骨のガンや腰椎骨折、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの病気がない、原因不明の腰痛が全腰痛の8割を占めるということです。この数字を見ると、腰痛の原因すら分かってないということです。だから、治しようがないということですね。
でも、この新聞記事を見ていると、原因不明にされている腰痛の原因と思われることに全く触れてないんです。
腰痛の方が来られて、「いろんな所へ行きました」という方は、腰がゴチゴチに固まっているんです。これを緩めれば腰痛は取れるんです(詳しいことは爽快館のホームページをご覧ください)。原因不明とされる腰痛の大半は腰の筋肉が固まっているということが原因のようです。私には、このことが分からないということが分からないのです。
だから、いくらお勧めの治療法を見ても目新しいものは出てこないし、これではいつまでたっても腰痛患者は減らないだろうと思います。
お勧めの治療法は抗炎症剤や鎮痛剤だということです。これって今までやられて、根本的な治療になってないような気がするのですが・・・。そして、3ヶ月以上続く慢性腰痛にはストレッチやウォーキングなどの運動もお勧めときたら、本当に腰痛患者と向き合ってまとめた指針なのかと疑いを持ってしまいます。これって、治療なのですか・・・・・?
指針には「腰痛にはストレスがよくないと判断された」そうです。「うつ状態や仕事上の不満、人間関係に悩みがあると腰痛になったり、治りにくかったりするという論文には十分な根拠があったという。」ことで、「抗不安薬や抗うつ剤も有効な治療薬に挙げられた」そうです。
これで、みなさん腰痛が改善できるお勧めの治療法をまとめたものと思われますか?
ただひとつだけ賛成なのは、牽引とマッサージはたいした効果がないということを明らかにしたこと(笑)。これは、以前から私が言ってきたことですよね。
今後、「整形外科で牽引でもやってみましょうか」と言われたら、「腰痛治療の指針には効果がないとされているので」受けないでください。牽引をやられて悪くなったという方々が爽快館にも来院されますよ。
医師や理学療法士をはじめとする医療関係者が爽快館に来院されると言うことは、これまでやられてきた検査や治療で原因が分からないとされている腰痛には対策がないと言うことなのでしょうか・・・・(悲)。爽快館では筋肉を緩めることで、改善する方々がたくさんおられるのですが・・・。
整体の爽快館のホームページ https://www.sookai-kan.com/