63年目の広島から
今年も、広島の被爆の日がめぐってきました。
非戦闘員をも一瞬で殺傷する。被爆者は放射能による影響を抱え生きていかなければならない。戦争は人間を悪魔にしてしまうのでしょうか?広島や長崎は地獄のようだったといわれます。
二度とこのような惨禍を繰り返してはならないですね。
昨日の、秋葉広島市長の『平和宣言』は、「核兵器の廃絶を求める私たちが多数派であることは、様々な事実が示しています。」と述べています。
2020年までの核兵器廃絶を実現するために、世界の2368都市が加盟する平和市長会議で4月に『ヒロシマ・ナガサキ議定書』が発表され、核兵器の廃絶に至る道筋が明らかにされたということで、「目指すべき方向と道筋が明らかになった今、必要なのは子供たちの未来を守るという強い意志と行動力です。」と世界に呼びかけました。
さらに、「日本国憲法は、こうした都市間関係をモデルとして考える『パラダイム転換』の出発点とも言えます。我が国政府には、その憲法を遵守し、『ヒロシマ・ナガサキ議定書』の採択のために各国政府へ働きかけるなど核兵器廃絶に向けて主導的な役割を果たすことを求めます。」と、被爆国、平和憲法を持つ国の政府の役割を訴えています。
核兵器は、人類に何も良い事はことはもたらさない、「核兵器は廃絶されることにだけ意味がある」
子供たち孫たちが平和に暮らすことができる世界を残す。このことは実現可能であるし、実現しなければならないことだと思います。多数派であるはずの私たちが手をつないでいくこと、様々な違いを乗り越えること(小異を捨て大同につく)が、その始まりであり大きな力を作り上げていくことですね!
広島市長の『平和宣言』に、勇気付けられました。