63年目の慰霊の日
63年前の今日、多くの沖縄の民間人を巻き込み20万人を犠牲にした沖縄戦が事実上終結した日です。
沖縄の人々の体験を正しく後世に伝えていき、平和の尊さを語り合わなければならないと思います。
近年、憲法の改正論議に合わせるように、沖縄戦での集団自決は軍が関与してないなどの主張が出てきます。そして、苦しく辛い戦争体験を強要され、窮乏の生活をさせられた国民の生活を、「美しかった」というおかしな無責任政治家もいましたよね。
昨年、集団自決の教科書検定について、沖縄の人々の怒りが抗議集会となりました。もう一度、沖縄の人々、日本の国民が味わった戦争体験を政治的な意図を持たずに見つめ、多くの犠牲の上に国民が選択した平和国家への道を再確認し歩いていきたいですね。
『母べえ』の映画のように、「戦争は良くない」と言えば、非国民とされることがないように!
** 沖縄県知事の平和宣言より **
沖縄県民は先の大戦で戦争の不条理と残酷さを体験し、平和の尊さという人類普遍の教訓を学んだ。戦争の記憶を正しく伝え、二度と戦争を起こしてはならないと確認し続ける信条こそ沖縄の原点だ。(以下略)